1. >
  2. >
  3. 退職金で住宅をリフォームする際のポイント

退職金で住宅をリフォームする際のポイント

リフォーム

定年後に考える、住宅のリフォームについて

定年する時にはある程度まとまった費用、退職金が入ります。
これによって古くなった住宅のリフォームを考える人も多いようです。
この年齢になってからのリフォームについては、バリアフリーなども考えるべきですし、何がポイントになるのかを考える必要があります。

定年してその先、老後に向かって安心の暮らしができるようにするために、リフォームする場合にはどのようなポイントを考えればいいのか、これはリフォーム前にしっかり考えておくべきです。
注意点等も理解が必要になります。

リフォーム

退職後のリフォームはやはりバリアフリーがポイント

退職する年齢は年々高くなっているといわれていますが、いずれも高齢という状態になっているのです。
そのため、若い世代でリフォームするのとはポイントも違います。
まず優先して考えるべきことは、バリアフリーです。

お子さんが巣立ち家に夫婦二人となっているのなら、将来、いずれかの介護が始まる可能が高くなります。
そこで、お互いに負担が少ないように、介護が必要となってもまた改修が必要ないような状態にしておくべきです。

ちょっとした段差でも転んで大けが、寝たきりになる事もあり、トイレ、お風呂など、古い住宅は段差などが多いので、その点はしっかり考えなければならないと思います。
車椅子で移動する場合、段差がある事で介護をする方の負担は確実に大きくなるのです。

50代くらいはそれほど感じない事でも、70を過ぎるとこんなことがネックになるのか?と生活の中にバリアとなっていることが多いことに気が付きます。
介護される側も不安なく、介護する側も負担なく、介助しやすい自宅が必要になるのです。

耐震化や省エネについても考えておく必要がある

今日本ではいつ大災害となるかわからない状態にあります。
南海トラフについてもしっかり考えておく必要がありますし、その地域以外でも、日本はいつ何時、どんな災害があるかわからないのです。
そのため、リフォームを行うのなら耐震化、省エネなども考慮すべきことになります。

1981年に建築基準が改正されていますが、今リフォームするのであれば、太陽光発電等、省エネプラス、いざという時に困らない蓄電などの設備についても対策すべきです。
また年齢を重ねることでリスクが高くなることに火災があります。
自分がいくらしっかりしているといっても、年齢を重ねていくうちに、こんなうっかりをするようになったんだとぞっとする事も出てくるのです。

オール電化プラス太陽光発電を利用することで、火災のリスクと省エネを考える事も出来ます。
いずれにしても費用がかかることなので、バリアフリーを優先第1位として、そのほかに、予算内で優先順位に沿って出来る事を考えていくことが必要です。

自宅の耐震診断を受けておくことも重要

自宅についてずっとリフォーム等行っていない場合、自宅の耐震診断を受けてどういうリフォームが必要になるのか考慮します。
資金面が厳しくなる年金生活に入るのですから、将来生活に困る事が無いようにリフォーム予算を組む必要もあるのです。

また今介護が必要な人がいる状態でリフォームするという事なら、介護保険の在宅サービスの中に生活改修費の支給という補助金制度もあるので、こうした補助金等も利用していくと費用面で楽になります。
この制度は高齢者の事故防止や、自立するための支援です。
段差の解消やすべり防止、洋式便器への改修など、小規模リフォーム対象工事となっています。