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将棋の始め方、魅力

将棋

将棋は今ブームを迎えている

昔は夏、涼しい夕方になるとお父さんたちが家の玄関わきに椅子を出して将棋を指している姿などをよく見たという記憶をもっている人も少なくないと思います。
古き良き時代、下町では夜、また休日の前の日など、将棋を楽しむ人たちをよく見かけたのです。
現在、そうした風景はごく一部の地域にしか見られないようですが、藤井さんが最多連勝記録を塗り替えたり、知名度の高いプロ棋士たちから勝をもぎ取る姿をみて、将棋をさす子供が多くなったといわれています。

藤井棋士をみていればわかるように、ベテラン中のベテランをどんどん破っていく姿は爽快そのものです。
大人と子供が一緒に遊ぶことができる奥の深い将棋は、脳のトレーニングにも役立つ、非常に奥深く豊かなものなのです。

将棋

将棋の魅力とは

棋士の中でもこの人の名を知らないという人はいないといわれる羽生善治さんも、天才として若い頃からベテランたちを破っていたのですが、その後、スター棋士と呼べるような人が輩出されず、将棋は下火の時代となります。
しかし近年になって藤井さんというとんでもない棋士が生まれ、羽生さん以降、大スターとなって将棋を一躍知らしめたのです。

何時間という間、集中を切らすことなく相手の先の先、また沢山の手を考えながら進んでいく、まるで脳の中にまさしくものすごいスーパーコンピューターが潜んでいる可能様なスリリングさを持っています。
え?そんな手出てくるの?と度肝を抜かれる対局もありますし、何とも動きようがない一進一退を繰り返す対局もあるのです。
みている方はどうなるのか?とハラハラしつつも、ゆったりとした時間の中で少しずつ進んでいくその妙技はみているだけで楽しいといいます。

将棋をみていると、どうしてそんな手がうてるのだろう?とその静かな中にも迫力のあるプロの指し方に驚いてしまうのです。
将棋がうまい人の次の手は読めない・・・どんな頭脳を持っているのかみてみたいと思うくらいの何手も先を読む対局は将棋を理解するとより迫力を増します。

将棋は難しい?

将棋というと囲碁などとは違い難しいといいますが、正直、勝つ負けるは別として、小学生でも遊べるゲームです。
駒の動き方などを理解すれば、その先、どのように駒を動かしていくのか、自分で考えるものなので、シンプルともいえます。

将棋についてはそのルールをインターネットでも説明していますし、レクチャー本等も出ているので、誰でも覚えることができるはずです。
お子さんにはお子さん向けの、絵が多く利用されているわかりやすい将棋の本があります。
将棋を知っているお父さんやおじいちゃんから習っても、ご家族の中のいいコミュニケーションになるのです。

詰将棋にチャレンジ

詰将棋はパズルのようなものになります。
参考: https://www.shogi.or.jp/tsume_shogi/
最終的に必ず王手を連続して奪う事、もしも5手詰めなら自分、次は相手という状態を5回行う事で相手の王をとるルールです。
これもわかりにくい・・という人がいますが、わかる人と実際に行ってみるとルール自体は単純という事がわかります。

将棋というのは慣れてくると、次の手ではなく、次の次の手・・・と何手も先を読むことができるようになってくるのです。
プロ棋士たちは最終的にどうなる・・・という事を読みつつ、相手の心理を読み、先の展開を行く通りにも予想した手を考えて指しています。

将棋を遊びの中で活かしていくと、子供たちもやがていくつもの先を読むようになるのです。
すると、自分の生活の中、スポーツ等で頭を使う必要があるときにも、相手の先読みをして考える事が出来るようになります。
将棋はやればやるほどはまっていくもの、幅広い世代と対局していくことでそこかしこにコミュニケーションを増やしていける方法でもあるのです。