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「確定拠出年金」とは

確定拠出年金
確定拠出年金

確定拠出年金ってどういうこと?

20歳以上の国民が加入する必要がある国民年金、サラリーマン等民間の企業に勤める方が加入する厚生年金保険、さらに自営業などの方が加入する国民年金基金、日本の年金の仕組みはこの様になっています。
厚生年金保険については「強制加入」で選択の自由がない保険です。
国民年金基金については任意ですが、追加掛け金が必要となるため、将来受け取ることのができる年金額が増加します。

更に、従業員対象で企業独自に運営する確定給付企業年金という仕組みがあるのです。
これは企業によって・・・ということになりますが、高額な年金をもらえる事もあります。こうした基本的な年金制度にプラスして、個人が行う積立による年金が、確定拠出年金です。

確定拠出年金?確定給付年金?

確定給付企業年金は、企業が支払う掛け金を「運営母体が運営するもの」となります。
掛け金の払いこみ、受給については運営母体の運営成果に左右されますが、将来受け取る事の出来る年金額がある程度約束されるのです。

確定拠出年金は企業、加入者が毎月定額の掛け金を拠出、これを「自分で運用」します。
支払った掛け金は自分の口座に積み立てられ、運用して得られた給付金については将来、自分に戻ってくるのです。
つまり、運用の仕方によって受け取る事の出来る金額が変化します。

確定拠出年金、将来どの位貰えるの?

確定拠出年金によって自分で運用するにしても、将来、度尾位の給付金を受け取る事が出来るのか、これも気になるところです。
給付金は3種類あり、老齢給付金と生涯給付金、死亡一時金があります。

老齢給付金は原則60歳から支給、年金か一時金としての支給です。
生涯給付金は高度障害等になった場合に年金、一時金として支給されます。
死亡一時金は、万が一死亡された場合、支給されることになるのです。

個人型と企業型がある

確定拠出年金には個人型と企業型があります。
個人型は自分の掛け金の額を自分で決定し、自分で費用を捻出する方法です。
この掛け金は全額所得控除対象になり、確定申告や年末調整によって還付を受ける事が出来ます。

起業型の場合、企業が作る一定のルールに沿い費用をだし、企業が掛け金負担となるため、企業が会社の損金として処理することになるのです。
ただ従業員が一部掛け金を負担するマッチング拠出という方法もあります。
いずれの場合も、拠出による掛け金の運用については自分で行う事が基本です。